2番抵当とは?後順位でも融資を受けられるポイントとケースを解説
- info7655162
- 6月24日
- 読了時間: 6分
【2番抵当でも融資は受けられる?不動産担保ローンの可能性】
不動産を活用して資金調達を検討している方の中には、「すでに住宅ローンが残っているため融資は難しいのではないか」「2番抵当でも借りられるのか」と不安を抱えている方も多いでしょう。
結論から言えば、2番抵当であっても不動産の担保評価額と既存借入の残高次第では、不動産担保ローンの利用が可能です。
実際に、事業資金や運転資金、納税資金、つなぎ資金、他社借換えなどを目的として、2番抵当で融資を受けているケースは少なくありません。
本記事では、2番抵当の仕組みや融資可能となる条件、不動産の担保評価の考え方、審査のポイントについて詳しく解説します。
【2番抵当とは?】
2番抵当とは、すでに抵当権が設定されている不動産に対して、2順位目の抵当権を設定することを指します。
例えば、自宅を購入する際に金融機関から住宅ローンを借りている場合、その金融機関が1番抵当権者となっています。
その後、別の金融機関や不動産担保ローン会社から追加融資を受ける際に設定される抵当権が「2番抵当」です。
抵当権の順位とは
抵当権には優先順位があります。
不動産が売却された場合や競売になった場合、売却代金は順位の高い抵当権者から順に返済されます。
例えば、
不動産評価額:5,000万円
住宅ローン残高:3,000万円(1番抵当)
不動産担保ローン:1,000万円(2番抵当)
の場合、不動産処分時にはまず1番抵当権者に返済され、その後に2番抵当権者へ返済が行われます。
このため、2番抵当は1番抵当よりも回収リスクが高くなります。
【2番抵当でも融資が可能な理由】
「2番抵当はリスクが高いのに、なぜ融資できるのか」と疑問に感じる方もいるでしょう。
その理由は、不動産に十分な担保余力が残っているケースがあるためです。
担保余力とは
担保余力とは、
不動産評価額 − 既存借入残高
で計算される実質的な担保価値のことです。
例えば、
不動産評価額:8,000万円
住宅ローン残高:4,000万円
の場合、
担保余力は4,000万円となります。
この担保余力の範囲内であれば、2番抵当による融資を検討できる可能性があります。
【不動産担保ローンで重視されるのは担保評価】
2番抵当の審査では、申込者の年収や勤務先だけでなく、不動産そのものの価値が重要な判断材料になります。
△担保評価の主なポイント
土地の評価
土地は資産価値が比較的安定しているため、担保評価の中心となることが多いです。
確認される項目として、
所在地
駅からの距離
接道状況
面積
用途地域
市場流通性
などがあります。
都市部や人気エリアの土地は高く評価される傾向があります。
建物の評価
建物については、
築年数
構造
管理状態
リフォーム履歴
などが評価対象です。
木造住宅の場合は築年数の影響を受けやすい一方、鉄筋コンクリート造や鉄骨造は比較的評価が残りやすい傾向があります。
収益不動産の場合
アパートやマンション、ビルなどの収益不動産では、
家賃収入
入居率
利回り
将来収益性
も審査対象になります。
【融資可能額は残高とのバランスで決まる】
不動産担保ローン会社は、担保評価額だけでなく既存借入残高とのバランスを確認します。
LTV(担保掛目)とは
LTVとは、
Loan To Value
の略で、
融資総額 ÷ 不動産評価額
を意味します。
例えば、
不動産評価額:1億円
住宅ローン残高:5,000万円
希望融資額:2,000万円
の場合、
総借入額は7,000万円となり、LTVは70%です。
一般的に不動産担保ローンでは、LTVを基準に融資可否が判断されます。
担保価値に対して借入総額が低いほど、融資が実行されやすくなります。
【2番抵当で融資を受けやすいケース】
住宅ローン残高が少ない
購入から年数が経過し、住宅ローン残高が減少している場合は担保余力が大きくなります。
そのため、2番抵当でも融資が通りやすくなります。
不動産価値が上昇している
購入時よりも不動産価格が上昇しているケースでは、評価額が高くなり融資可能額も増える可能性があります。
特に都市部の不動産は市場価格の変動によって担保余力が拡大している場合があります。
事業資金として利用する場合
事業者向け不動産担保ローンでは、
売上状況
資金使途
返済計画
なども総合的に評価されます。
一時的な資金不足や設備投資資金など、目的が明確な場合は融資を受けやすくなることがあります。
【2番抵当の審査で確認されるポイント】
不動産の担保価値
最も重要な審査項目です。
立地条件や市場価格などを総合的に判断します。
既存借入の残高
1番抵当の借入残高が多すぎる場合、2番抵当の融資余地は小さくなります。
返済能力
法人の場合は決算内容、個人の場合は収入や資産状況などが確認されます。
信用情報
延滞や債務整理などの履歴がないかも審査対象となります。
【2番抵当不動産担保ローンのメリット】
追加資金を調達できる
不動産を売却せずに資金調達が可能です。
無担保ローンより高額融資が期待できる
不動産を担保にするため、比較的大きな金額の融資が期待できます。
資金使途の自由度が高い
事業資金、納税資金、借換資金など幅広い用途で利用できます。
スピーディーな資金調達が可能
不動産担保ローン専門会社では、柔軟な審査によって迅速な対応が可能な場合があります。
【2番抵当不動産担保ローンの注意点】
金利が高くなる傾向
1番抵当より回収リスクが高いため、金利は高めに設定されることがあります。
希望額全額が借りられるとは限らない
担保余力やLTVによって融資額は制限されます。
返済計画が重要
返済が滞ると不動産を失うリスクがあります。
借入前に無理のない返済計画を立てることが重要です。
【2番抵当でも融資を諦める必要はありません】
「住宅ローンが残っているから借りられない」「すでに抵当権が設定されているから難しい」と考える方は少なくありません。
しかし実際には、不動産の担保評価額と既存借入残高のバランスによっては、2番抵当でも十分に融資可能なケースがあります。
特に不動産担保ローンでは、担保価値を重視した審査が行われるため、銀行融資が難しかった方でも資金調達できる可能性があります。
資金調達を検討している方は、まず現在の不動産価値とローン残高を確認し、担保余力がどの程度あるのかを把握することが大切です。
【まとめ】
2番抵当とは、すでに抵当権が設定された不動産に対して2順位目の抵当権を設定する融資方法です。
2番抵当は1番抵当よりもリスクが高いものの、不動産の担保評価額と既存借入残高の状況によっては十分に融資が可能です。
不動産担保ローンの審査では、担保余力やLTV、不動産の流動性などが重要視されます。住宅ローンが残っている場合でも諦める必要はありません。
不動産を有効活用した資金調達を検討している方は、2番抵当にも対応している不動産担保ローン会社へ相談し、自身の不動産がどの程度評価されるのか確認してみることをおすすめします。



